XMLデータベース調査


ちょっと理由あって、現在XMLDBまわりをリサーチ中。


point:

・第一世代はXMLの格納ができるというだけ。第二世代は主にサイズの拡大も視野に入れた実用を目指している
・実装面では、一から構築されたネイティブDBと、RDBXML型を拡張した非ネイティブDBに分類できる
・さらにスキーマ必須/スキーマがあると速い/スキーマレスの三つで分類できる
・しかし現状XMLDBに求められるニーズから考えると、スキーマレス + 大量のデータに耐えられるものが有望
・現状フリーのものは少ない. 第一世代のXindiceと第二世代のNeoCoreXMSのテスト版のXprioriぐらい
・商用のものは数百万円から。NeoCoreXMS、TX1、Shunsakuなど
・問い合わせはXQueryが標準になりそう。しかしまだW3C勧告候補の段階で、完全対応のDBはない



結局、XMLDBの可能性は、スキーマレスなままDBを構築できるかもしれないという点につきる。
スキーマレスであればこそ、DBを連結して容易に大DBを構築することも可能になるかもしれないし。


しかしXQueryにしても、プログラム側から考えると、最終的にオブジェクトとXMLデータをMappingするのであれば、現状のRDBと大差ない気がするな。
むしろ可能性があるとすれば、街の個人商店までもがWEBサービスXMLを発行するようになる未来において、各商店のXMLDBを自由に連結して問い合わせが行えるようになるかもしれないという点か。

料理屋Aのこのテーブルと料理屋BのこのテーブルをJOINして、1000円以下のスパゲッティだけ拾いたいということがクエリー一発でできるなら意味はあるなあ。


XMLDBをまるごとWEBサービスとして公開してしまうようなラディカルな展開になるのであれば非常に面白いんだが。


参考:http://www.xmldb.jp/index.html