iPadでのYoutube最大化画面の制御

UIViewControllerを使いたくない主義のせいで、
Youtubeのフルスクリーンの制御で若干はまったのでメモ。


iPadではembedタグを利用することで、UIWebView内に普通にYoutubeプラグインを埋め込むことができる。


YoutubeをUIWebViewに埋め込むと、自動で再生ボタンや最大化ボタンが表示され、
最大化ボタンを押すと、勝手に最大化した画面を出してくれるし、
最小化ボタンを押すと、勝手に元の位置とサイズに戻してもくれるのだけれど、
自動で表示される最大化画面が、デバイスの回転に対応しなかったり位置がずれることがあった。


内部で実際にYoutubeを再生しているのはYoutubePluginという複合クラスのようなんだけど、
プライベートなクラスなので、容易には触れなかった。
Youtube再生画面内の最大化ボタンをタップした瞬間をフックできればいいのだけど、
それも上手くいかなかった。(UIWebView/YoutubePluginはタップのイベントを受け付けないので)


◇結論

バイスの回転に対応するには


Youtubeを読み込むWebViewの親ビューのどこかでUIViewControllerを使う必要がある模様。
たとえばこんな感じで、「親ビューの階層内のどこか」でUIViewControllerを経由させる。

UIViewController *controller = [[UIViewController alloc] init];
controller.view = webParentView;
[self addSubview:[controller.view autorelease]];

WebViewの直近の親でControllerを使う必要はなくて、
むしろ後に最大化画面の位置とサイズを調整するためには、
なるべくUIWindowに近いところの親ビューをController経由にするほうがいい。

位置とサイズを調整するには


これはUIViewController経由でaddした「親ビューの」位置とサイズに従って追随する模様。
なのでUIDevice等から画面の回転イベントを受け取って、
Controllerを挟んだ親ビューの位置とサイズを調整すれば自動で追随してくれる。

UIKeyboardのOrientationを指定する方法


UINavigationController等のコントローラーはなるべく使いたくない主義で、
画面の回転に対する処理をすべて自前で書いているような場合、下記の処理を書いておかないと、
UITextField等で自動でキーボードが表示される際に、Orientationが追随してくれない。


[[UIApplication sharedApplication] setStatusBarOrientation:orientation animated:NO];


UIKeyboardはステータスバーのOrientationによって表示する向きを変えている模様。
UIDeviceではないので注意。


今回はiPadのケースではまったんだけど、
iPhoneのときは普通に追随してたと思うんだけどなぁ...。

XCode(iPhoneSDK)でLinkが上手くいかない場合の確認事項


SQLiteライブラリのリンクの設定でちょっとはまったので備忘録に。


Linkingのエラーが出たら、ビルド設定の【Library Search Path】を確認し、別のパスが優先で指定されていたらその値を削除する

( このとき検索窓を使って設定を探す場合は、Showのところを【All Settings】にしておかないと、
独自定義した値しか表示されず混乱するので注意 )


要はXCodeが勝手にPath設定を追記して、他の環境のライブラリを優先指定しているのが原因。


libxmlなど、別のフレームワークや環境等にも含まれるdylibを指定する場合、同様の問題が起こる可能性がある。


自分の場合は、XAMPPのほうのlibsqliteが優先で指定されていて、
iPhone実機で動作させる際にリンクエラーが出た。


ちなみに、シミュレータと実機ではそれぞれ別のdylibを呼ばないといけないが、
通常は自動でXCodeが切り替えてくれるところを、自前で切り替えたい場合は、
下記のパスを【Library Search Path】に指定すれば良い。

■シミュレータ:

/Developer/Platforms/iPhoneSimulator.platform/Developer/SDKs/iPhoneSimulator3.1.2.sdk/usr/lib

■実機:

/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/Developer/SDKs/iPhoneOS3.1.2.sdk/usr/lib

iPhoneシュミレーターのカメラロール画像を取り出す

備忘録:シュミレーター内に保存された写真は下記の場所に保存されている。
/User/ユーザー名/Library/Application Support/iPone Simulator/SDKバージョン/Media/DCIM/100APPLE


以下のような感じで、アプリ画面のスクリーンショットを撮ったりすると、高解像度の画像が得られて便利。

#import <QuartzCore/CALayer.h>

- (void)getScreenShot {
	
    //現在のスクリーンショットを生成
    CGRect screenRect = [[UIScreen mainScreen] bounds];
    UIGraphicsBeginImageContext(screenRect.size);
	
    CGContextRef ctx = UIGraphicsGetCurrentContext();
    [[UIColor blackColor] set];
    CGContextFillRect(ctx, screenRect);
    
    [self.layer renderInContext:ctx];
    
    NSData *pngData = UIImagePNGRepresentation(
                                 UIGraphicsGetImageFromCurrentImageContext());
    UIImage *retImage = [[UIImage imageWithData:pngData] retain];
	
    UIGraphicsEndImageContext();	
	
    //ローカルに保存
    UIImageWriteToSavedPhotosAlbum(retImage, 
                                   self,
                                   @selector(image:didFinishSavingWithError:contextInfo:), 
                                   nil);
	
}

- (void)image:(UIImage *)image didFinishSavingWithError:(NSError *)error 
                                            contextInfo:(void*)contextInfo {
	if (!error) {
             NSLog(@"Error %@", [error localizedDescription]);
	}
}

英語podcastとか流行っているようなので、映画のシナリオサイトとかいろいろオススメしてみるよ!



最近、英語のpodcastの話題や、「超字幕」の話題が人気のようなので、英語勉強に使えるサイトを僕もいくつか紹介してみようと思います。映画の話は最後に。


まず僕が英語のpodcastを探すのに使っているのはこれです。

Podcast検索サイト 「DigitalPodcast

世界中のpodcastのリンク集です。様々な話題ごとに整理されているので、興味のある分野のpodcastを片っ端から登録してみるとかなりいいんじゃないでしょうか。TechnologyとかArtとかいいですね。どうせ聞くなら自分の専門分野の英語のほうが楽しいに決まっていますね。その場で聴けるのもいいです。


次におすすめしたいのはこれです。

言語交換SNS 「Lang-8

LanguageExchangeと呼ばれる活動を支援するためのSNSです。LangageExchangeは、自分が習いたい言語をネイティブの人に教えてもらう代わりに、自分も他の人に母国語を教えてあげるという活動です。

このサイト上では、学習中の言語でMIXIのように日記をつけることができ、その記事を他のネイティブのユーザが添削してくれます。その代わり自分も自分の母国語で書かれた他の人の日記を添削してあげましょう。
母語が日本語で英語を習いたいようなケースでは、このサイトは楽しめるんじゃないかと思います。日本語を習いたい外国人はいっぱいいますし、英語を母国語とする人は当然多いので。

案外おもしろいのは、他の人の日本語の添削です。こっちはネイティブスピーカーなので、微妙なニュアンスの間違いも手に取るように分かり、外国語で日記が上手く書けなくてその難しさに落ち込んだときも、「難しいのはお互い様なんだ」と思えます。 

また外国人が間違えやすい日本語の表現なんかも分かって、外国人がなんだかkawaiiく見えるし、逆にものすごく高尚な日本語を使いこなしている人もいて、とても勉強になります。
(余談ですが、このサイトにも「Functional Programming / Haskell」のグループがあったのには笑いました。全然活動してないけど。)


次は英語の雑誌が読めるサイト。

洋雑誌シェアサイト 「Mygazines

洋雑誌をシェアできるサイトです。少し前に物議をかもしていたんですが、いちおう事件は解決したようですね。ここではいろんな洋雑誌の記事をWEB上で読むことが出来ます。

以前は有名な雑誌がかなりあって(Wiredとか)、英語の雑誌を日本に輸入していた洋販が潰れて困っていた身としては助かっていたんですが、訴えられてからはずいぶん内容が寂しくなってしまいました。

それでも生の紙面が検索できて手軽に見れるのはいいですね。洋雑誌は広告がすごく勉強になると思うのでおすすめです。


で、いよいよ映画の話。

映画のシナリオデータベース 「IMSDB

ここはすごいです。有名映画からマイナー映画まで、いろんな洋画のスクリプト(台本)が検索できます。しかもその場で全文読めます。
映画の台詞なので気障っぽかったり大袈裟だったり汚すぎたり、当然日常では使えない表現も多いですが、そんなことより、「憧れの映画のあの台詞が英語で読める/言えるようになる俺かっこいい!」というのが正しい使い方です。

たとえば僕の大好きなタランティーノPulpFiction台本スラングばりばりですさまじい内容の映画なんですが、今見るととんでもなく豪華な俳優陣のドタバタ群像劇でカコイイです。ビンセントとジュールスのあのクールな台詞も読めます。



VINCENT
Well, in Amsterdam, you can buy beer
in a movie theatre. And I don't mean
in a paper cup either. They give you
a glass of beer, like in a bar. In
Paris, you can buy beer at
MacDonald's. Also, you know what
they call a Quarter Pounder with
Cheese in Paris?


JULES
They don't call it a Quarter Pounder
with Cheese?


VINCENT
No, they got the metric system there,
they wouldn't know what the fuck a
Quarter Pounder is.


JULES
What'd they call it?


VINCENT
Royale with Cheese.


JULES
(repeating)
Royale with Cheese. What'd they call
a Big Mac?


VINCENT
Big Mac's a Big Mac, but they call
it Le Big Mac.


JULES
Le Big Mac. What do they call a
Whopper?


VINCENT
I dunno, I didn't go into a Burger
King. But you know what they put on
french fries in Holland instead of
ketchup?


JULES
What?


VINCENT
Mayonnaise.


JULES
Goddamn!


VINCENT
I seen 'em do it. And I don't mean a
little bit on the side of the plate,
they fuckin' drown 'em in it.


JULES
Uuccch!


やっぱ最高ですねこの二人!
台本読むだけで二人の会話が脳内再生されてニンマリしてしまいます。 (クォーターパウンダーやワッパーも今なら日本でも食べれるしね)

他にも「レザボアドッックス」とか「時計仕掛けのオレンジ」とか 「トレインスポッティング」なんかも下品でいいんじゃないでしょうか!

で、ここからが大事なんですが、英語のスクリプトだけだとどうしても意味がわからない表現が出てきます。DVDの日本語字幕と読み比べたとしても、具体的にどの部分が慣用句なのかとかがさっぱりな時があります。それに話を覚えているのに毎回DVD見るのも面倒くさい。

そこで超字幕もいいですが、安くあげたい人におすすめなのが、洋画のスクリプト対訳本です

これの良いところは、台詞の横に慣用句とか難しいスラングの解説が出ているところと、大きい図書館なら大体有名どころが何冊か置いてあるというところです。
たとえば東京都図書館横断検索で「スクリーンプレイ」で調べると、結構ありますね。

なので近くの図書館で試しに借りて読んでみると、楽しい休日が過ごせるんじゃないかと思います。マジおすすめ。アマゾンでも中古だとものすごく安いので、欲しいのが見つかれば買っでもいいかもですね。


以上、パルプフィクション紹介したかっただけなんですが、なんとなく英語勉強に使えるサイトを紹介してみました。今Amazon見たら「ウォール街」も対訳本ありますね。いいかも。

国立漫画喫茶をむしろ支持する

ついにきたかー。


民主党やネットの皆さんからは批判も相次いでいるようだけど、僕はこれには大賛成。
多分この施設がそれなりに意義を持つとしたら、国内の漫画ファン向けではなく、まずは海外からの観光客向け施設としてなんだろう。


小泉時代から外務省は観光立国を目指して海外の国にアトムと大都市東京が出てくるテレビCMを打ってるわけで、それをみた外国人が攻殻機動隊やキティちゃんやピカチューやナルトみたいな漫画的オリエンタリズムを期待してJAPANにやってきて、実際に行く場所が秋葉原とサンリオランドとポケモンセンターと京都の祇園しかないっていうんじゃねえ。ディズニーランドには完全に負けてるし。
観光立国で、日本にきた外国人にたんまりお金を落としてもらいたいなら、ここらで国を代表するような立派な漫画施設を作っておいてもいいんじゃないかね。


ただし、やるからにはポイントを間違えずに徹底的にやってくれ。
日本の行政の駄目さは中途半端なところ。農作物の輸入規制に対する情熱を漫画にも傾けられるならきっと成功するだろ。
以下僕からも細かい注文があるのでまとめてみる。

ハードは新設するんじゃなくて、六本木の新国立近代美術館を流用しろ

建築物としてはちょっとださいが、六本木という街自体はいけてる。多国籍 / ハイテクビル群 / 退廃的な夜の文化/金の匂い、などなど外国人のオリエンタリズムを刺激するにはむしろアキハバラより好立地。
というか、最初から新国立近代美術館こそをアニメ/漫画限定の美術館にするべきだった。伊東豊雄設計で。だって外国人の多い六本木だよ?日本が彼らに西洋美術を提示してどうすんの。あれこそ悪しき箱もの行政でしょ。
というか、そもそも六本木ヒルズこそを(以下略)

美術館メインじゃなくて図書館/喫茶機能メインで、デジタル化に金をかけろ

企画で今時のアニメのセル画の展示とかはもちろんやったほうがいいが、客が期待するのはもう読めないような古いマニアックな漫画をじっくり大量に読みあされることのほうだ。
なので国立図書館とか有志からの蔵書を募ってマスターを保管後、すべての漫画をデジタル化することにこそ注力していくべき。
で、AmazonKindleみたいな電子ペーパーモバイル機器を開発し、デジタル化されたデータをWANでダウンロード可能にして、入り口で入場者に貸し出す。アニメも同様の機器で閲覧可能にして、おしゃれで快適な広々スペースで閲覧できるようにしてほしい。

建築に金をかけるんじゃなく、中のインテリアに金をかけて、エキセントリックでハイテクな未来な感じにしてくれ。畳の座敷で寝転がれるようなスペースもほしい。もちろんおいしいコーヒー有りの、フリードリンク制でお願いします。
既存の漫画喫茶や図書館のようなエンターテイメント性に欠ける空間にならないように注意。

余計な判断は入れないで、とにかくすべてをアーカイブ化しろ

ここでいろんな漫画をスキャンするときに変な検閲とかはもってのほかだから。今さら国が漫画に権威付けしようなんていうのがそもそも間違ってる。
ここは清く漫画っぽければなんでもいいからすべてをアーカイブしていく覚悟でやれ。年齢制限とかは閲覧ソフト側でやってくれ。
すべてをアーカイブ化するこの作業こそが国にしか出来ないところなんだから、ここで躊躇したら失敗する。他の部分は全部民間に外注してやったほうがいいだろうが、ここだけは国が責任持ってやってくれ。

できれば海外の漫画やアニメなども集めまくっておくべきだ。浮世絵の失敗を思い出せ。とにかくグーグルなんかに先をこされたら負けと思うこと。

収益は併設の土産物屋と漫画データ閲覧サイトで得るべき

美術館自体の入場料は安くして、あくまで漫画を普段読まない&読めないような人が漫画に気軽に触れられるような場を目指す。

収益はむしろ併設される土産物屋で限定フィギアやらボールペンやらを売って得るほうがいい。今の美術館経営なんてどこも儲けるポイントは土産なんだから、これは理にかなってる。
漫画は国が認める高尚なハイアートなんだからあくどい金儲けはちょっとなんていう野暮な言い草はなし。サブカルだからこそ徹底的にあくどく儲ける覚悟でいけ。

さらにデジタル化した漫画は国が運営する漫画サイトでも閲覧可能にする。これは有料課金でよい。そのかわり他言語翻訳もやる。
美術館にきた外国人にも有料会員への入会を進めて、自国に帰ってからも利用できるように。
デジタル化する利点はこういうところにある。版権が認められやすい古い漫画からでいいから徹底的にやってくれ。

ゲームやアートも忘れるな

ゲームウォッチから続くテレビゲーム/アーケードゲーム等も全部アーカイブして、これもKindleみたいな機器や併設のゲームセンターでプレイ可能にしてほしい。
それと村上隆Kaikaikiki天野喜孝荒木飛呂彦のアート作品をさりげなく展示&販売することも忘れないこと。



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なんか疲れてきたのでこの辺にしておくけど、とにかくポイントは国主導の漫画/アニメ/ゲームの徹底アーカイブ化&デジタル化&多言語化のとこね。


これが出来ないと、これらのサブカルが永久にまともに歴史化できないままだ。歴史化されなければ評論も権威も成り立たず、文脈を伴った文化として他国に輸出することができない。漫画が全世界的に廃れるだけならまだいいけど、日本で廃れていつの間にかアメリカ/フランス/韓国/中国においしいとこもってかれて、日本は置いてけぼりでしたじゃ余りにももったいない。


日本は文化の輸出を戦略的にやったことがなくて未だにそういうのが下手な国だけど、まずは観光客を誘致するとこから始めるのはアリだと思うので、是非がんばってほしいと思う。(くれぐれも箱には金かけずに)


追記:
青写真を見たら想像以上にすごくて笑ってしまいました。
建築が無駄にかっこいい...。
117億投じる「国営マンガ喫茶」 なぜ「お台場」に建設なのか

Twitterでシンセサイザー?

Tweet A Sound { sound + software }

Twitterでシンセサイザーを動かしてみた


なるほどー。ツイッタにシンセのパラメタを入力しあって対応ソフトでその音を聞く訳かー。
こういうの良くあると言えばあるけど、この情熱すごいなー。