Alchemyの紹介文を翻訳してみる
FlashでC++のライブラリ資産を使えるようになるAlchemyがいい感じ。こういうの待ってました。
せっかくなので、AdobeLabのページのAlchemyの概要を、ちょっと翻訳してみたいと思います。
（誤訳/権利問題等ありましたらコメントください）
コードネーム「Alchemy」のプレビューリリースを歓迎しましょう。
Alchemyは、C/C++のコードを、オープンソースのActionScript Virtual Machine (AVM2)向けにコンパイルすることを可能にする研究プロジェクトです。
このプレビューの目的は、「Adobe Flash」や「Adobe AIR」上で動くWEBアプリケーションの開発で、C/C++のライブラリを再利用することに人々がどれほどの興味を持つのかを評価することです。
Alchemyを使うと、WEBアプリケーション開発者は、Flashプラットフォーム上のクライアント/サーバーサイドのコード内で、既存のC/C++で書かれた何百というライブラリを再利用することができます。
Alchemyは、AVM2への影響を最小限に抑えながら、WEBアプリケーションにC/C++ライブラリのハイパフォーマンスをもたらします。
C/C++のコードは、Flash Player 10またはAdobe AIR 1.5上で実行される、AS3.0のSWF/SFC形式でコンパイルされます。
Alchemyは、主にOS依存がほとんど無いC/C++ライブラリとともに使用されることを想定されています。
理想的には、Audio/Video、データ形式変換、データ操作、XML解析、暗号関数、物理シュミレーションなどの高負荷の計算に適し、そのパフォーマンスはAS3.0よりもかなり速く、純粋なC/C++のコードよりは2〜10倍遅くなる可能性があります。
Alchemyは、C/C++を用いた一般のSWFアプリケーションの開発向けには想定されていません。
Alchemyを使うと、生成されたSWFcとSWFsが、既存のFlashPlayerのセキュリティ保護を回避できないようにしながら、Flashプラットフォーム上のアプリケーションの能力を拡張するために、C/C++とAS3の間を橋渡しすることが簡単にできます。
Adobeはサンプルのライブラリを提供し、開発者たちが自分のライブラリをシェアすることを奨励します。
Alchemyプレビューは、バグを含んでいる可能性があるAdobeがサポートしないプレリリースソフトです。そのため、Alchemyを商用のプロダクトで利用しないほうが良いことを忠告しておきます。
私たちは、人々のAlchemyへの関心を測るためにこのソフトを利用可能にしており、あなたのフィードバックを歓迎します。
機能のリクエストや、感想やバグレポートを残すためには、下記のフィードバックリンクを使ってください。
また、これは研究プロジェクトであり、Alchemyの製品版が出るという保障はないということに注意してください。
■以下個人的な感想です
JNIとかSciPyみたいな感じだけど、クロージャ渡せるのがすごい。
テンプレートも使えるかはまだ謎。
Flashは、UI作るのは楽ですごくいいんだけど、DSPやGPUプログラミングをやるにはまだまだ力不足。
これでどこまでいけるか試してみる価値ありそう。
