FlashPlayer10 + FlashDevelop で環境構築

Flash Player 10がめでたく正式リリースとなったようなので、重い腰を上げて10に移行してみる。
まだCS4を持っていないので、無料おためしコースで開発環境を構築することにする。
Flashの無料環境は、以前より構築手順が簡単になってきてるのが良い感じ。


セットアップした環境は、以下。

■ インストールの流れ

  1. FlashPlayer9を削除する
  2. FlashPlayer10を入れる(実行環境)
  3. FlexSDK3を入れる(コンパイル環境)
  4. FlashDevelop3を入れる(コーディング環境)
  5. 環境設定をする
  6. デモプロジェクトをコンパイルしてみる

Flash Player 9を削除する

開発時に10にしたいだけなら9を削除しないで、FlexSDK付属のplayer10で実行するほうがいいかも。


プログラムの追加と削除から、Adobe Flash Player 9 と名のつくものを削除

Flash Player 10を入れる

FlashDevelopのタブ内でSWFを実行する場合は、IEプラグインをインストールする。
FlashDevelopから外部プレーヤでSWFを実行する場合は、FlexSDKに付属のプレーヤだけでもOK。


ここから最新のplayerをダウンロードしてインストールする。

Flex SDK 3を入れる

Flash10コンパイラが付属するのはFlexSDKのver.3.2系なので、最新版をインストールする。


ここから最新のリリースをダウンロードして配置

  • Stable Builds-Adobe Flex SDK-3.2.0.3794をダウンロード
  • ダウンロードしたら解凍し、名前を変えて好きな場所に配置するだけ
  • 以前は必要だったPlayerのversionの変更設定などは必要ない

Flash Develop 3を入れる

現在はver.3.0.0-Beta9が出ており、Flash10でのコード補完とかもしてくれるようなので、一度入れなおすことにする。


既存のFlashDevelop/FirstRunフォルダをどこかにバックアップ

ここからダウンロードして、インストーラを実行するだけ

■ 環境設定をする

お好みで、FlashDevelopのコーディング環境を設定する。


FlashDevelopを起動してメニューのToolsをクリック

日本語使用の設定

  • 「Tools-Program Settings-Main-FlashDevelop-Misc-Fallback CodePage」を、「UTF8」に。

タブキー禁止の設定

  • 「Tools-Program Settings-Main-FlashDevelop-Indenting-Use Tab Indents」を、Falseに。
  • 「Tools-Program Settings-Main-FlashDevelop-Display-View Whitespace Character」を、Trueに。
  • 「Tools-Program Settings-Main-FlashDevelop-Features-Use Tab Characters」を、Falseに。

FlashDevelopのショートカットは以下のページを参考

■ デモプロジェクトをコンパイルしてみる


ここからFlash10のデモプロジェクトをダウンロード

展開してFlash10Demo.as3projをクリックし、FlashDevelopを起動

Projectパネルの「Project Properties」アイコンをクリック

バージョンの確認

  • 「Properties-Output-Platform-Target」が、「Flash Player 10」になってるか確認。

実行モードの設定

  • 「Properties-Output-Test Movie」を、「Play in new tab」(IE ActiveX経由で実行)または、「Play in external player」(FlexSDK付属Player経由で実行)に。

コンパイラのパス設定

  • 「Properties-Compiler Options-Custom Path to Flex SDK」に、たとえば「C:\Program Files\FlexSDK3」を指定。

ライブラリのパス設定

  • 「Properties-Compiler Options-External Libraries」に、たとえば「C:\Program Files\FlexSDK3\frameworks\libs\player\10\playerglobal.swc」を指定。

「F5」を押して、コンパイル&実行

特に設定しなくても、trace文も書くことができる