Sekai Cameraの技術が知りたい
IT技術系ベンチャーの登竜門、TechCrunch50が現在シリコンバレーで開催中。
日本からの2社が現在プレゼン終了しましたね。
- Open Trace by Renen
製品のバーコードを読み取ってそれが環境にどれくらいのインパクトを与えるかを見せてくれるサービス
アイデアが斬新でデザインも良くて好感が持てた。オライリーレーダーでも好評価。
- Sekai Camera by tonchidot
ミクスドリアリティを使った現実世界にタグが付けられるiPhone用のサービス
SekeiCameraは、いわゆる「空間ポストイット」っていうやつで、アイデア自体はかなり前からあったサービスの実現化ですね。
ところがこのSekaiCameraを作った会社が、プレゼンで技術の詳細を一切語らなかったため、現在若干の物議を醸している模様。
確かにGPSだけだと向きが分からないし、三角測量にしても、戸棚にある商品の上に正確にタグを出すのは相当な困難でしょう。
RFIDタグをつけるわけでもなさそうだし、このへんは今後の発表がまたれるところですね。
ドイツのブロガーはFakeなんじゃないか呼ばわりしてるそうですし、tonchidotは日本語でも良いので早いところ何か情報を出すべきなんじゃないでしょうか。
と思ったら、次の記事が。
TechCrunch50日本勢の活躍(2)Tonchidot
TotoさんがAjiajinに書いてるように「本物でない」という人までいたようなので、後で教えてくれた「位置情報と端末を向ける方向を認識する技術」という部分の仕組み、AppStoreでのリリース予定など、もう少し相手の文脈に合わせたQ&A、略歴をサイトに用意する必要があると思う。早急に。
あーなるほどっ、iPhoneの傾きから検出するのか。
と、ここまで調べていたらさらに衝撃的な事実が!
あーっ!tonchidotのCTOは、Max/mspで有名なiamasの赤松先生だったのか!!!
iPhoneを電脳メガネにする「Sekai Camera」がすごい件
この会社、赤松正行氏がかかわっていると知って、注目していたのですが、予想をはるかに超えるものでした。
そもそも、主催者がQ&Aは簡潔に言っているのに、エキスパート達の質問が長いのはダメじゃん。それに些末なことを聞くものだから、こちらが質問を聞き違えてるのかと思ったくらい(本当に聞き違えてたのかもしれないけど〜笑)。天下のティム・オライリーの質問に対して「イマジネーションを使え!」と答える人もちょっといないでしょうね。
先生の作戦にまんまとはまってしまいました...。
これでデモ動画の謎の音楽が理解できました。