ユリイカ:総特集 荒木飛呂彦

最近出たユリイカの臨時増刊号で丸ごと一冊JOJO特集なのでジョジョラーは要注意。

巻頭で荒木先生が対談で出てきて、金田淳子に延々とやおい視点のJOJO分析を聞かされる場面が、ユリイカならではの異様な空間を感じさせてくれる。
正直この懇談の内容は硬派なJOJOファンにとっては嫌な人は嫌だろうなと思う。


しかしながら金田は「ジョジョの奇妙な構造と力」という批評も一稿寄せていて、
こちらはミーハー視点から一転、DIOとジョナサンの合体の意味について割とまともに分析しているので個人的にはおkとしたい。


あとは荒木割りと呼ばれるJOJOの独特のコマ割に関する分析が出ている。
下記のサイトの分析を参考にしているらしい。知らんかったがこれはおもしろいとオモタ。
http://moebius.exblog.jp/6209565/



11/18追記
この本の中で荒木割りをさらに詳細に分析しまくっていた執筆者のイズミノユウキ氏が、今回の本の感想を書いていた。
漫画の批評ってこれからもっと発展していくのだろうけど、今はまだ過渡期でいろいろ試行錯誤してるんだなあとオモタ。
http://d.hatena.ne.jp/izumino/20071116/p1